ズボラ生活
日々の生活,心理学の研究などなどについて,ダラダラと書いていきたいと思います。
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概念の世代間における「伝達ギャップ」
特に臨床現場において思う。
この仕事をしていると,同僚の心理士さんとか,学校現場では教師とか,医療領域では精神科の医師とか様々なコメディカルの人と出会うのであるが,最近よく思うのは専門用語(特に疾病名とか診断名)に世代間で理解のギャップがあるのではないかと思うことである。

領域・職種が異なれば,そういったギャップが生じるのは理解できなくはないのであるが,同僚の心理士さんとかと話をしている時に,そうしたギャップが出てくると,これはちょっとした問題ではないかと思うのである。

特に,近年花盛りの「発達障害」や「軽度発達障害」,中でも「アスペルガー障害」・「高機能自閉症」・「学習障害」が心理士間でも概念が混乱しているように思う。古いもので言えば,「不安神経症」とかもちょっとよくわからん。

発達障害に関して言えば,古株の人たちはカナータイプの知的な遅れを伴う自閉症が概念的に定着していたこともあるのか,こちらがASDとかHFAっぽいと言っても伝わりにくいことがよくあるように思う。

「不安神経症」にしても,GADのことを指して言っているのかPDを指して言っているのかよくわからんことがある。

もちろん,診断を下すのは心理士の仕事ではないので,こうした概念についてどっちが正解かとかそんな議論をするのはあんまり意味が無いとは思う。だけど,ケースカンファなどで一人のケースについて検討する場合,専門家同士の共通語としての概念理解(診断名以外の心理用語も含む)は,ケースの共通理解にもつながるとだろうから,専門家同士であろうが「概念の確認作業」をしなければ,気がついた時には思わぬ方向にバラバラの理解が進んでいくのじゃないかと思うのである。

時々,KY的だからと言ってその点だけを取りあげてすぐさまASDだ,またはそうじゃないとか言ってしまうような人がいるけれど,それってあんまり意味の無い議論だったりすると思う。他にも知的な側面だけを見て「発達」障害だ,またはそうじゃない,っていうのもあんまり意味がないと思う。

だけどもしかすると,自分も知らずのうちにそうした風にケースを見ていることがあるのかもしれない。だからこそ,そういった「診断名」に関する議論をする時には,専門家同士であろうが,また言わずもがなでもあるが,慎重に話し合う必要があると思うのである。
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