ズボラ生活
日々の生活,心理学の研究などなどについて,ダラダラと書いていきたいと思います。
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どっちつかず
おっしゃる通りでございます。
ちょこちょことコメントを頂いているasadさんの記事にこんな本が紹介されていました。
asadさんは研究も臨床もされていて,会ったこともなければ名前も知りませんが,僕は勝手に同士と思っております(asadさん,気分を害されたらゴメンナサイ)。

で,僕はこの本を読んではいないのですが,読んでみたいと思いますね。

ところで,僕が気になったは本のこと以上に,asadさんの以下の文章。

 私は臨床活動も実証的な研究もできる研究者になりたいと思ってこれまでやってきましたが,これは裏を返せば,臨床も研究もできない中途半端な専門家もどきになる危険性をはらんでいるのです。自分に厳しく生きていくことが必要なのかもしれません。


注:太線はグッちょんによります。


まさに同感でございます。

僕は博士課程に在籍している間に,博士論文に加えて,投稿論文6本くらいと学会発表7,8回くらいしてきました。研究代表者として助成金も頂きました。

研究に邁進する大学院生や,旧帝大をはじめとする研究大学の水準からすると,この業績はたいしたことじゃないでしょうし,むしろ少ないくらいかもしれません。
だけども,週5~6日フルタイムで臨床の仕事をしつつこの業績を築いて行くのは,案外大変なもんです(自慢じゃないとはいわない)。
また,同じゼミの先輩がいるわけでもなし(驚くべきことに,今の指導教員は僕が教員人生で最初で最後の博士学生なのです),同期もおらず,ともに悩み戦ってくれる仲間もいなかったという状況も,執筆を苦しめる一つの要因であったことも確かです。

しばしば,そんなに働きつつそれだけ論文がよく書けるねと言われますが,はっきり言ってしんどいしきついです。何度もやめたいと思いました。だけど,それをしないと修了できないですから・・・。

ひとまず無事に博士論文を出し終えて,いろいろと振り返る時間が出来たのですが,博士課程に在籍した3年半を一言で表すと,「中途半端」という言葉に尽きるのではないかと・・・。

やっぱり博士論文を仕上げる段階で,「俺はなんと適当な研究をしてきたのだろうか・・・」とがっかりもするし,「どうしてこんないい加減なレビューをしているのか?」とか後悔することばかりです。むしろ,また最初からきちんと書き直したいという気持ちに駆られる日々です。あの時の僕はなんて計画性も先の見通しも立てられないオバカさんだったのだろうと自虐的にもなります。

要するに,僕がやってきた研究とはいわば形だけのもので,その実態は場当たり的なものであって,からきしお粗末なものでしかないということです。


では臨床はどうかというと・・・


仕事そのものは一生懸命にやってきたつもりですし,臨床関係の勉強会やら事例検討会やらにも足しげく通いました。ですが,かといって臨床に日々没頭し,邁進していたかと言われると自信はない。

仕事のちょっとした空き時間に研究関係の論文を読んだり,原稿を書いたり,仕事を休んでデータ収集したりと,常に頭のどこかに研究のことがあったからです。

それが良いことなのか悪いことなのかはわからないけど,真っ正面から仕事に取り組んでいたかと問われると,何だか妙な罪悪感を抱きます。

事実,仕事の空き時間に仕事とはまったく関係ない研究のこととかしていると(うちの職場ではそれが許されるけど,社会人としては許されない行為かもしれません。が,きっと誰しもが少なくともやっていることだと思うので目を瞑ってください),「大変だねぇ」とか「なんか難しいことしてるねぇ」とか,僕が勝手にそう思っているだけかもしれないけども,皮肉めいたお言葉を頂くこともあったわけです。

そういう点でも,やっぱり臨床も中途半端だったように反省しております。

大学に行けば「あんた,臨床の人なんでしょ」的な雰囲気にちょっと居心地が悪かったり,現場に行けば「あんた,大学院の学生なんでしょ?」的な雰囲気にも居心地の悪さを感じたりして,そもそも立場からして中途半端だったのです。

正直言うと,僕には研究も臨床もバランスよく両立できるほどの能力がなかったのかもしれない。

だけども,これで人生が終わるわけでもなし,研究への道が閉ざされるわけでもなし,ましてや臨床の仕事をクビになるわけでもない(と思う)。

博士課程に在籍した3年半は,研究すること,また,臨床に生きることがいかに大変なことかということと,研究を臨床に活かしたりすることがいかに困難なことかを学べたという意味では大きな収穫だったのかもしれない。

なんだか,研究と臨床の両立を目指す人たちにとっては,大変げんなりするようなエントリではあるかもしれませんが,これは僕に限ったことなので,こういうのは周りの環境とか個人的な素養と素質とかで大きく変わってくるものとは思いますのであまりお気になさらずに・・・。
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